4 壮婦の場合
(一) ニードとの結びつき・例−神は親
乙ハ第一四八号証 被告証人L 陳述書 三頁
私が見たビデオは倉原講師が統一原理を紹介した一三巻のビデオや霊界を説明するビデオ。林信子先生の家庭のあり方についてのビデオ、云々。この中でも一番感動したのは、倉原講師の創造原理のビデオで神様は人間の親ですと知った時でした。
乙ハ第一四八号証 被告証人L 陳述書 三頁
私が母から愛されたという実感が持てず、母親のような人には絶対なりたくないとずっと思っていました。
乙ハ第一四八号証 被告証人L 陳述書 四頁
親なる神の存在が実感できて、一人ではなかったのだと心の底から喜びが湧いてきました。
(二) 積善行
甲第二四一号証 原告証人b陳述書 二一頁
家に帰ってからも「妻の十箇条」というのを教えてもらって、また夫や子供に対する「積善行」という行をしてもらいます。今までできなかったことを少しだけ努力してやってみるという程度のものですが、毎日(四十日間)意識して生活するので、おのずと生活も原理的になります。つくされる家族は妻や母がやさしくなるので、よい所にいっていると思うのです。
(三) 因縁・使命感
(1) 地獄は怖い
乙ハ第一七八号証 ビデオ人生の目的から見た永遠の世界 四頁
子供としての愛、夫婦としての愛、父母としての愛、この三つの愛を完成した人が天国です。
それに対して自分さえよければ世界で、隣で何が起きようと関係ない。家庭の中で夫が苦しもうと。子供が悲しもうと何が起きようと自分が良ければ他は関係ないと、段々、段々、自分へ、自分へとむく心が結局、真っ黒な霊人体であり、そういう光の具合の人があつまる地獄をつくる。地獄は自分へ自分へという世界です。人間同志の関係がまるでない。だから、はりの山というのは、はりの山にいるようにチクチク心が痛むことをいい、血の池とは、体から知が吹き出て死にそうなくらいの思いで永遠に生きることなのではないだろうか。
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 二月一八日
「人生の目的からみた永遠の世界」所感
人生の三大疑問から、胎中、地上、永遠の世界について話す。頭では永遠の世界、神様はいると思うが信じきれない。見えないものの中に、より重要なものあると二性性相を話していく。神はあると思うが自分の心の中にあるものだと思っている。
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 二月二〇日
「夫婦のあり方について」所感
三対象の愛を話しながら夫婦が一つになることの大切さを夫婦が一つになるためにはその過去性を知らなければならないことを話す。
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 二月二〇日
「幸福について」所感
情の流れ、因果果報を話す。本人、占い・姓名判断信じないといっていた。運勢は自分で変えられるからものだと思っているからと言う。運勢の分岐点は自分の意志以上に目に見えない力によって左右されることが多い。選ぶつもりがなくても流されてこうなってしまったという力が大きいことを話す。そして、家系図をといたらいいと話す。本人霊体験話してみるとけっこうあって、今日も和動中に鳥肌立っていた。
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 二月二三日
「因縁精算の道」所感
おじいちゃん、おばあちゃんが本当に望むならやっていかなければと思っている。祖母がビデオの内容のような生き方をしていた。
「真の家庭のあり方」所感
三対象の愛を完成することが大切です事。完成できないことにより因縁になって子孫に働くを納得。
被告証人Q 証人調書 五六頁
この因縁清算のビデオというのは自己犠牲の道、因縁清算のためには自己犠牲の道を歩きなさいと、本来なら出家だと、それができなかったら在家出家で三施、法施、財施、身施、その三つを歩みなさいと、こういうことを教えている内容ですね。
歩みなさいという、そういう断定じゃないと思います。
歩んだほうがいいですよということですか。
・・・・・・・・・・。
(四) 子宮を汚した女性の罪
乙ハ第一七九号証 ビデオB三 「第三章 不幸の原因」 一三頁
堕落論の内容
一六頁 原罪:魔と関係を持ってしまった(人間始祖)子供を生むこと自体罪の繁殖。結婚が罪
乙ハ第一七九号証 ビデオB四 「第四章 生命に対する尊厳性」 一七頁
二 女性について
・ 女性にとって最も大切なもの−子宮
・ 女性の貞操観−子宮を守ること
・ 女性が子宮をきれいにしているかどうかで子供の将来が決定する。子供への影響八五%(感能遺伝)
乙ハ第一七九号証 ビデオB四 「第四章 生命に対する尊厳性」 一八頁
四 感応遺伝
女性の思いが八五%影響する(思いが遺伝される)
例1サラブレッドの話し。一度雑種と交わると二度とサラブレッドは生まれない。
例2米国週刊誌。米国で白人同士の結婚で黒人の子供が生まれた。女性は以前黒人と恋愛関係を持つ。三年間、同棲生活、その男性をとても愛していたが、親に反対されあきらめ一〜二年たっていた。今だにその思いが忘れられない。
・奇形の子−結婚前の相手の思いが忘れきれずにいる時生まれやすい。感応遺伝は霊人体に記憶され、結果が子供に出る。
(五) 因縁の清算
乙ハ第一七九号証 ビデオB五 「第五章 罪の精算と救い」 二三頁
復帰摂理の内容に相当する
信仰基台=実体献祭、実体基台=万物献祭が必要。
自分中心の情から無視無欲の情にいかに転換されるか。無視無欲のなるための七道の決意
@ 衣〜これから新しい衣服を買わない
A 食〜梅干し生活(つつましい食事とする)
B 住〜自分の家を持たない
C 財〜執着を捨てて、神仏、先祖のために使う
D 心〜恨みや悲しみ、怒りを忘れる
E 性〜異性との交わりを持たない
F 愛〜愛する者を犠牲にして神の願いに立つ
メシヤに会うための条件:七つの情を捨てきったとき、血統転換がされる。
(六) 霊界と神についての転換
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 三月七日
「B五」所感
二月一四日以上子供、夜泣きが毎日続き、寝不足もあってボーッとしている。子供を通して悟らなければならないことを話す。頭で霊界、神は実在すると思いながら確信できないせいかもしれないといっている。
被告証人Q 証人調書 六四頁
三月七日のB五のところに「子供を通して悟らなければならないことを話す」と、先ほど証言してくださったように、霊界の実際を子供の状況を通じて悟ることができるというような話をしたわけですね。
霊界か何かを教えているのかもしれないね、という話はしてます。
それに対して彼女が、頭で霊界、神は実在すると思いながら確信できないせいかもしれないと、この子供の状態は、そう答えたわけですね。
はい。
その次の日、子供がやすらかに寝つくという体験をもって彼女は転換されたと、こういうことですね。
・・・・・・・・・・・。
Uカウンセリング内容の後ろから三行目に「私が問題、もっと信じきってと転換されたと書いてますでしょう。
乙ハ第一七六号証 被告証人Q 陳述書 一九頁
私は「子供を通して原告Sさんに悟って欲しいことがきっとあるのよ。霊界が必死になって原告Sさんに何かを語りかけているかもしれない。それを悟れるかどうか原告Sさんにかかっているのよ」と話し、子供の夜泣きについて、「耳元で神様とささやいたらいい」と再度アドバイスしました。
翌日の三月八日に原告Sさんはビデオ受講に来られ、受講後の話の中で、「昨夜ひどい夜泣きになり、怯えたように泣いていたが、子供の耳元で「神様」というと子供がピタリと泣きやみにこっと笑って寝入った。」ことを話して下さいました。
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 三月八日
「B六」所感
昨夜も寝付いて何十分かたってからひどい夜泣きになり、怯えたように泣いていたとのこと。真心込めて「神様」というと子供がピタリと泣きやみにこっと笑って寝入ったとのこと。情で確信できなかった自分を試されたと感じている。長男守っていくことの使命の大きさを知ったよう。情より知が先行するタイプだが少しずつ神様を実感できるようになってきている。
(七) 原罪の自覚へ
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 三月四日
「B一」所感
実体的生活の一コマを通し、我知らず犯している罪を自覚してもらうのと、女性の使命を話す。
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 三月四日
「B三」所感
アダムとエバの罪(原罪)がよくわかってない。一つ一つをかみ砕いて説明していく
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 三月八日
「氷点」所感
自分も陽子の母の立場に立たされたら同じように陽子に対してしまうかもしれない。そういうものが流れていると思うといっていた。
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 三月一四日
「二デイズ生講義」ゲストの感想
罪、先祖の話になるといつも苦しくなる。どんどん心が暗くなってゆきます。早くそれに勝てるだけの自分になりたいと思います。
乙ハ第一六六号証 原告S 管理カード 四月一〇日
Vカウンセリングの内容
課題:自分が変わらないといけない。
神様=親:信じている
原罪の自覚:ある
自犯罪及び堕落性の自覚:結婚前のほこり、水子
メシヤの必要性:自分が変わるために必要
神の悲しみの所:結婚前のほこり、水子
カウンセリング内容:神を中心とした真の愛の家庭を完成する為には使命を持つ者が神の前に帰っていかなければならない。
カウンセラー所感:もう一度、神、罪、メシヤ観をあたえて欲しい。
乙ハ第一四八号証 被告証人L 陳述書 五頁
その後子供が肺炎で入院した。意味があるのではないかと考えていた。復帰して通い始めてカイン、アベルのことで回答が与えられた。お互い謙虚になり心から愛し合い、いたわりあって兄弟が一つにならなければ、というのを聞いて、私はこれまで自分本位に子供を愛していたのであって自分が本当に意味で子供を愛していない事に気がついた。初めて自分に罪がある事を認識しました。
(八) 救いのありがたさ
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 三月一八日
「メシヤ論」所感
イエス様の事は今までふれる機会がなかったとのこと。十字架に掛からなければならない訳を話し、又、再臨主の存在を話すと涙を流す。勉強を一生懸命すすめられた意味が分かったとのこと。
乙ハ第一六六号証 原告S 管理カード 四月二四日
心情解放展
MO:四〇SK、KE:一六〇SK
カウンセリング内容:愛の減少感故に堕落していったのがアダム、エバだから二五年間の人生の罪も愛の減少感があったがために罪つくってきた。その内的サタンを知り、これからは神と共にある人生をいく為に再出発していったら良い。
反応:神様をかなしませてきた事をあらため再出発をしていきたいと決意。
乙ハ第一四八号証 被告証人L 陳述書 六頁
神様から愛され育まれてきた自分である事を知って罪人ですけれど感謝と喜びで涙がとまらず、もっと神様のこと知りこの教えを通して人として心から人を愛していける人間になりたいと心の底から思いました。
(九) メシアを信じさせる
その手法は青年の場合と変わらない。
(一〇) 使命感
乙ハ第一六五号証 原告S 「ゲストカード」 三月一八日
「復活論」所感
再臨協助のところで霊界の先祖の協助のことを話し、肉身生活で精算していかなければならない。今の自分の位置がいかに重要ですか納得。今x何度か何で私がしなければならないか思ったことがある。それをいかに感謝して乗り越えていくかによって霊界が変わることを話すと納得する。
その後、壮婦にも青年と同じように、信仰生活講座や万物復帰の意義と価値の講義が行われ、経済活動を救いのためとして行うように価値観が変えられていく。